10月28日(木)
とうとう長野に来ました。
今旅館にいます。
今回お世話になってるのは角間温泉が有名な高島屋旅館です。
他にも「越後屋」や「ようだや」と言った旅館が並ぶ、湯治の名所です。
ここはとある温泉ブログの人の記事で知って、ずっと行きたくて気になってたとこ。
朝6時45分バスタ発に乗ります。
なんでこんなに早い便にしたのかな...。
五時半起き、暗いなぁ。
バスはガラガラでした。
バスが新宿から中野坂上、練馬の方に向かうにつれ、この道知ってるなぁと思う。
というのも、ひっさしぶりに火曜日に街をジョギングした道をなぞって走ってる。
いつも運動場に行くからね。
火曜日は急に夜走りたくなって6キロ地点で折り返しコースの12キロ走ってきた。
飯田橋のあたりまで行った気がする。
街ジョグは楽しいけど、コンクリは硬くて足が痛くなりやすいので控えてる。
すぐに怪我する...。
長野駅に10時半に着きました。
そんなに寒くない。
気になってたパン屋に行き、パンを買って長野駅の東口にある公園でモソモソ食べた。
誰もおらん。
仕事は高円寺、家は東中野の往復してるんだけど、長野の静かさが際立つ。
地方って静かだなぁ。
鳩さえいない。
ちょっとぶらぶらして、スーパーでおやつ買って長野駅から湯田中駅に行きます。
「ゆだなか」って読む。
1時間くらいです。
めっちゃ寝た。
車窓からはリンゴの木がたくさん見えました。
りんご美味しいよね。
りんごと柿よく食べてる。
14時チェックインが嬉しいです!お風呂に入りまくるよー!
温泉地って、共同浴場と呼ばれる地元の人や宿泊者だけが入れるお風呂があって、今回は3箇所入れるそうです。
宿の湯を「内湯」、共同浴場を「外湯」というらしい。
女将さんと思われる方が送迎してくれました。
エプロン姿でウロウロしてたのですぐわかる。
お宿に着くまでに外湯の場所を教えてもらい、すぐそこでほっとした。
スーパー方向音痴だからな。
「今日は宿泊の方はお一人だけですので。」って言われて、口コミを読んでて、平日はどうやら1日1組しか取ってない気がしてたけど本当みたい。
ご夫婦で商ってる小さな旅館みたいです。
部屋は10畳くらいある。
早速外湯に行きましょう。
下駄を履いて行きます。
下駄は履きにくいなぁ。
ひとつめ、「大湯」
宿から見えます。
無色透明の無臭のお風呂です。
こんこんと湧く温泉、源泉掛け流しです。
どんどん湧いてどんどん溢れる。
私が家でゴロゴロしてる時も、夜な夜なジョギングしてる時も、温泉は沸いている。
大地の恵み......。
ここは誰も入ってない、独り占めです。
わーい。
お湯の良さは言うまでもない。
肌にいいらしいよ。
古風な作りで小さいけれど、綺麗にされてます。
最近思ったんだけど、私は朽ちたものに惹かれるのかもしれない。
でも、新築にも住みたい。
お風呂はちょっと古いほうが好きだな、とか考えながら温まる。
汗がひかない。
平日の15時から風呂に入ってぼーっとするの最高。
入りやすい温度です。
次。
もう少し下に降りて、「滝の湯」へ。
ごうごうと滝のような湯が湧いてるのかと思ったら、ちょっと高いとこからトトトト...と細い管から湯が落ちているではないか!
こじんまりとした滝で、いとをかし。
ここはさっきよりもぬるめです。
(と思ったけど夜に入ったら熱くなってて、時間と日によるらしい。)
誰もいない。
みっつめ。もちろん全部入るよね、とりあえず。
「新田の湯」
あっつ...。
熱いよ〜!でも入れるね。
どうやら角間温泉は熱めらしいよ。
お湯の湧き出る音を聞きながら、目を瞑る。
熱い...気持ちいい...。
それしか考えない。
無心になるって、いいね。
誰もいない。
さてさて〜、のぼせないようにせねば。
宿に戻り、ちょっと休憩。
1時間くらいして、内湯へ。
ここも熱い。
水で埋めながら入る、だんだん慣れてくる。
窓を開けて風にあたりながら入ります。
小杉湯の熱湯以上、小岩の亀の湯の熱湯以下って感じでした。
小岩の風呂はほんとに茹ると思ったなぁ...。
汗だくになり、肌着がびしょびしょです。
ブラジャーはもうつけません。
もこもこの服着てるので、誰にもバレやしない...。
わしがブラジャーしてないなんて誰も気づかない...!
開放的な気分でお湯を堪能し、夜ご飯はお部屋でいただきました。
キノコがたくさん使われたお料理で、どれも美味しかった。
りんごがついてきたのうれしい。
一休みしてたら雨が降ってきたので、もう一休みして、また下駄を履いて外湯へ行きます。
いつのまにか満点の星空...明日は、晴れるかな。
一番奥の新田の湯から行ってみる。
暗い、電気を探します。
電気は見つかりませんでした。
真っ暗で怖くなってきました。
「ゲンセンカン婦人」が出てきそうです。
つげ義春ね...、知ってる?
諦めて、滝の湯へ。
ここは電気の場所がわかりましたが、先客が居て既に明るい。
おばあさんに「こんばんは」と声をかけ、お湯に入りました。
おばあさんはせっせと体を洗い、しっぽりお湯に浸かり、また体を洗って「おやすみなさい」と出て行きました。
さっきよりも熱くて、じんわりあったまりました。
汗止まらん。
外に出てまた星を見てたらいい感じに身体が冷めたので「大湯」へ。
電気をつけて程なくして二人おばあさんが入ってきました。
「雨が降ると、砂が溜まるのよ。」と言って風呂の底の砂をさらってくれました。
「温泉の源泉は、山の奥から湧いてるからね〜、こうして砂が混ざるのよね。」と言いながら砂をさらう。
この辺の人は風呂に入り放題か〜、いいなぁーと思いながら、でも住むのはちょっと無理かなぁ〜と考える。
たまに行くのが良いのです、たぶん。
内湯も外湯も24時間入れます。
いまから内湯に入って寝ようと思います。
ダウンタウンDXおもろい。
このあと内湯に入り、23時にお布団に入りました。
わたしは電気を真っ暗にしないと眠れないんだけど、ちょっと怖いなあ...お化け出たら怖いなあ!って思ってた3秒後に寝てて、気づいたら朝でした。
朝は5時に目覚ましをセットして朝湯しよう!と張り切っていたけど眠すぎて二度寝し、6時にセットした目覚ましでも起きられず、食事の時間が7時半なので7時に頑張って起きました。
朝ごはんは鍋の中に入ってるキャベツと目玉焼きとベーコンを焼くやつがめっちゃ美味しかった。
キャベツの焦げが美味しかった。
ご飯を食べてから外湯に行ったけど、お掃除の時間帯らしく内湯に引き返します。
二泊したかったなぁ、今度は二泊しよう。
内湯でゆっくりお湯を堪能しました。
ここの旅館は川のせせらぎが聞こえてとても落ち着く。
はぁー、最高だなあ。
書くのが疲れてきたので続きはまた書きますね。
夜な夜な洗濯を干し、寝ます。