一月の半ば、毎日寒くて布団の中で震えていた。
WEBのバイト先では社員旅行に行くらしく、行き先は沖縄だった。
私は社員ではないので行きません。
沖縄いいなぁ〜、って思っていたらいつの間にか楽天トラベルで宿を予約し、空港会社で往復の飛行機を予約していた。
私は寒いのが嫌いなので、冬になると毎年「温暖な地域で冬を越したい。」と思っている。
冬の間だけあったかいところに移住したいよね。
旅行日程は2月27日〜3月2日の3泊4日です。
27日の夜、日曜日の深夜、私はバイトでヘロヘロのはずがなんだか寂しくて心細くて眠れなかった。
なんかたまにあるんだよなぁ、普段は全く感じないのに寂しくなって不安になる。
ソワソワしながら目を瞑っていた。
飛行機は6時45分です。4時起きです。
無事に起き、羽田へ。
那覇空港まで約2時間くらいです。
首が折れるくらい曲がりながら爆睡しました。
沖縄は、暖かくて風が強かった。
空港に降り立つだけで気持ちが盛り上がるぜ。夏が来てるぜ。
ソラシドエアっていう謎の空港会社の飛行機。
普通のサービスだった。
古宇利島へはバスの乗り継ぎで向かいます。
私は車の運転はダメダメなので公共の交通手段に頼ります。
バスに揺られて2時間、「本部博物館前」に着きます。
乗り継ぎがうまくいかないとここで1時間半待ちぼうけを喰らう。
待ちぼうけを喰らいながらも市場みたいなとこをうろうろして、ソーキそば食べて、パン屋さんにも寄りました。
そば処ガジュマルさん。
今回食べたソーキそばの中で一番好きかも。
周りはおっさんしかいない。
やっとこさバスが来ると、そこからまた1時間くらいのって古宇利島物産センターに着きます。
道の駅みたいな感じ。
バスに乗ろうとすると、いきなりコテコテの沖縄の言葉で「どこまで行くのか」と問うてくる運転手のおじちゃん。
最初は何言ってるのかわからない。
だんだんわかってくる。
このおじさんがめちゃおもろくて親切で、二日間バスの時間を楽しませてくれた。
おじさんはガイドをしながら巧みにハンドルを捌いている。
古宇利大橋を渡って、物産センターに到着。
そこから宿のお母さんが送迎してくれました。
歩いて行けるけど、山の上にあるから坂がきついよーと迎えに来てくれた。
毎回宿の人に送迎されるの恐縮だけど助かる。
この日は宿に着いたのが18時を回っていたので夜ご飯を部屋で済ませて、お風呂に浸かってのんびり過ごした。
21時くらいに眠り、多分11時間くらい寝たと思う。
よく眠れた。死んだように眠った。
月曜日〜木曜日までの旅だったんだけど、日曜日の疲れが溜まってたのですこぶる眠れる。
2日目。
鳥のさえずりで目が覚めます。
超気持ちいい朝だ。
胸がHAPPYで満たされる。
うれしいなー。朝ごはんはパン屋さんで買ったパンを食べて、宿のサービスコーヒーをドリップしていただいた。
今日はバスに乗って橋を渡り、ソーキそばを食べてうろうろするつもりです。
10時半のバスに乗り込むと昨日のおっちゃんがまた運転席にいて、いろいろ話したり案内してもらったり、おすすめのお店を教えてもらいながら渡口(とぐち)港ってとこで降ります。
バスは途中で村の売店みたいなとこに寄っておじさんのお弁当を調達していた。
そしてサーターアンダギーをお土産に持たせてくれました。
ありがとう...。
今日のお昼はおすすめのソーキそば屋さん「つる屋」に行きます。
前日バスに乗った時に教えてもらっていたので、そこに行こうと思っていたのです!
帰りも同じバスなので、また後で!と挨拶をして下車します。
ところが開店時間を過ぎてものれんが掛からない。
営業日のはずだがな...。仕方なし、おすすめその2の「きしもと食堂」へ。
ここのソーキそばはスープが美味しいよと教えてくれた。
ジューシーも頼みます。
一人で食べてるの私だけだった。笑
たしかにスープが美味しい!じゅーしーも好きなんだよね〜。
サクッと食べて、次の目的地へ。
甘味屋さん「新垣ぜんざい」さんへ。
ここは氷ぜんざい一択のお店です。
ここはイートインしているが私だけで、歌謡曲が流れる渋いお店でした。
金時豆かなあ?ふっくらとしたお豆が上品な甘さです。
結構ボリュームがある。
めちゃお腹いっぱいですが、夜ご飯にはお刺身を買います。
おすすめのお刺身...。
おすすめされるところを網羅する癖がある。
本当はカツオのが食べたかったけど、お店の人がいなくて隣のお店で本マグロを買いました。
帰りのバスでは途中、「赤墓ビーチ」で少し降りる時間を作ってくれた。
なんせバスの本数がないのでね、おじさん一人でぐるぐる回ってるからな。
人がいなくて、静かで綺麗なビーチだった。
なんか、ゼリーみたいだよね。
本当はもっともっと綺麗なのよ。
おじさんは水、木シフトオフらしく、火曜日の今日でお別れです。
感謝の気持ちは伝わっただろうか。
握手をして別れた。
なんか別れる時すごく寂しく感じた...。
そして宿に戻って一休みして、ジョグに行きました。
古宇利大橋を往復すると7キロくらいでちょうど良い。
さっき別れたおじさんのバスが往路も復路もすれ違い、手を振った。
遠くの景色を眺めながら、夕暮れの橋をのんびり走る気持ちいランだった。
私の泊まった宿、「スターライトテラス照家」はちょっと小高い山のほうにあり、屋上というか、テラスがあるのでそこから星を眺められるのが売りです。
こじんまりとした宿で、3部屋しかないけどとっても居心地がよかったよ。
星は、初日は曇っていたので見えなかった...。
2日目の火曜日は快晴で、夜にも見えたし、明け方朝5時はまだ暗く、月も沈んで闇が濃かった。
満天の星空とは、このことですね。
流れ星は5回流れた(1時間くらい見てた)
飽きない、ずっと見ていられる星空。
ずっと見ながら、この景色がまた見られたらいいなって思った。
観光地って、いつの間にか姿を変えるよね。私も観光客だから、いろんな場所を踏み荒らして帰って行くけど。
この景観が、壊れないといいなあって思うよね。
めっちゃ矛盾するけどさ。すごく脆く感じる。
星は囁くようにまたたいていて、心の波が「凪」になった。
この日もよく眠れました。
続きはまた次回に〜。