2022/05/19

気持ち悪いおじさんの話

気持ち悪いおじさんが湧く季節です。
結局幸せは誰かがもたらしてくれるものではないよな、って話です。

銭湯バイトでは、わたし、ハヤシリーダー、おもしろくて気が効くF女史の3人で浴場を掃除し、脱衣所とフロント、休憩の空間はおじいさんが一人でやっています。
おじいさんは二人いて、今回話題はなるのは65歳くらい?の昔は証券会社に勤めていたらしいおじさんです。
65歳は多分、銭湯の皆で集った懇親会みたいなので私を気に入り、やたらとご飯に誘ってきた。
最初の方はお話好きなおっさんだと思ってたけど、好意を見せ始めた途端、キモチワルイおっさんへと印象が変わった。
ラインを交換するまでは気持ち悪さは特になかった。
ただのお話好きのおっさんだった。
おっさんは結婚してるし、私も結婚してるからという謎の余裕があった。
ちなみにどちらも子なしである。
ご飯に行こうとバイトの度に毎回言うので、ラインを交換してご飯に行ってやるか、と言う気持ちである。
わたしは八方美人だし人当たりも良くしようと思えばよくできるので、話したい人がいたら話を聞くし、ニコニコしていられる。
だって、仕事場では平和でいたいじゃん?
みんなで気持ちよく働きたいじゃん?
調和を大事にします!!

ラインを交換した途端、キモチワルくなった。
おじさん構文ってわかる?
典型的なおじさん構文で、日記のようなラインを送りつけてくる、要らんものをくれる(マッサージの機械?)、電話をかけてくる...。
私の嫌なことを全て網羅するおっさんだった。
マッサージの機械は明日捨てることにした。
不燃ゴミの日ですから。
ちなみに一回も使ってない。
キモチワルイから。

一回ご飯に行けば落ち着くかな、と思って先々週行ってきた。
ご飯は美味しかったけど、なんも楽しくなくて早く帰りたいなーって思いながらおっさんの話に相手してた。
おっさんは、寂しそうだった。
おっさんの寂しさは私が解決できないし、そんなボランティアしてる暇はないのです。
わたしには入るべき温泉があるのです!
ランニングもしないといけないのです!
ウォーキングデッドも最近観られていません!
帰りの信号待ちで、おっさんは手を繋ごうと言ってきて、「繋ぎません。」って断った。
その時、こんなに年をとっても欲だらけなんだな、人間って、欲にまみれてるなぁって思いました。
そしてわたしは畜生なので、「面倒なおっさんだなぁ。早く死なないかなぁ。」ってふわっと頭に浮かびました。
今ここに、車が突っ込んできたらいいなぁって思いながら信号を待ちました。
帰宅して、次の日も電話が来たのでブロックしました。
ちなみにラインや電話はそれまでも約束の連絡以外全部無視してた。
心の底からどうでもいいからね。
ブロックは心の平穏をもたらしました。
いま、わたしは平和です。
平和を築こうとニコニコしてたのに、やっぱり最後は拒絶して平和を得てしまいました。
そういう人生なのでしょう。
そういう人間なのでしょう。いや、犬畜生なのでしょう。
そのあとバイトで顔を合わせてもそれまでと変わらずニコニコしている。
平和で働きたいからね。
ニコニコしつつ、いつか再起不能なくらい踏みにじってやって、居なくなってしまえばいいなぁって思ってる。
消えてくれないかなぁって思ってる。
おじさんの幸せはおじさんが見つけるしかない。
全然好きじゃない人からの好意って、本当に迷惑でキモチワルさしかないね。
不思議なもんだなぁ。


最近お母さんから、「旅に出たい。元気がない。強くなりたい。」的なラインが来て、やっぱりわたしは畜生なので「なんで旅に出ないんだろう。好きなところに行って、好きに生きていけばいいのに。それにわたしはお母さんを強くすることも、元気をつけることもできないんだよなー。自分のご機嫌や幸せは自分で解決しないと。」って思っちゃうんだよな...。
言わないけど。
なんか、冷たいなあって思うけど正直な気持ちはこうなってしまう。
旅の出てもいいよ!って送ったような。
旅に出た方がいい。
多分同じ環境に居すぎな気がする。
お母さんも64歳で、その頃の歳って寂しくなるのかなぁ。
山梨の道志村でいなくなってしまった美咲さんの事件や、ウクライナでの戦争のニュースをテレビで見てて、「悲しいことばかりで、心がつらい。」みたいなことを言ってて、え?なんで観てんの?笑ゥせぇるすまん観たら?って思ってる。
よくわかんないや、いらない情報、自分を傷つける情報や人から離れたらいいのに。
自分に優しくしたらいいのに。
なんで??素朴な疑問。
どういう心理なのか、このブログを読んでる人に教えてほしい。
わたしはいらないモノや人だ!って感知するとめちゃくちゃすぐに切りたくなる。
自分に無益なものはノーサンキューよ。
心の平穏作って行こう。







これから急に腕の写真出てくるよ。




向かって右側が私。
黒くない?黒いよね。黒すぎない?
みんこちゃん写真撮るの上手いなー。
わかりやすいなー。
って事で、おしまい。



2022/05/16

霊泉寺温泉二泊三日の旅

長野県上田市霊泉寺温泉に行ってきたよ。
土曜日の朝、下落合から高速バスで上田まで向かいます。
上田駅は新幹線が通っているけど、高いし上田から宿までの乗り継ぎが良くなくてバスにしました。
8時半発、雨の降る東京でした。
バスにしたのが間違いだったかもしれません。
関越自動車道で土砂の落下物があり、二車線通行止めを食らい、めっちゃ渋滞してた。
13時12分上田発霊泉寺温泉行きのバスに乗れず、次のバスは16時17分です。
早く着いて早くお風呂に入りたい気持ちは山々ですが、仕方ない。
私の乗ったバスが通る頃、土砂のお片付けは終わっていたようです。
上田駅に14時ごろ着いて、さて何をしようかと困ってしまいました。
次のバスは16時17分です。
お昼ご飯はバスでパン食べたし、散歩でもするか、とてくてく歩きました。
てくてく歩くとだだっ広い草っ原があり、ご老人たちがゲートボールを楽しんでいました。
その隣にはひろーい空間があって、ちょうどいいし暇だし走ることにしました。
8キロ走った。
思う存分芝生を走ったら、走りながら駅に向かいます。(荷物は駅のロッカーに預けました。)
上田駅から宮沢(霊泉寺温泉入口)まで50分くらいかかり、山の奥へと進みます。
宮沢から歩いて20分ほどで、今回のお宿、「遊楽」さんに到着です。


ここはぬる湯で有名な温泉があり、女将さんが一人でやってる旅館です。
暑くなってきたらぬる湯が最高に気持ちいいのです!
土曜日は私の他にご夫婦、女性一人が宿泊していました。
お風呂は小さめで熱めのお湯に入れる所と、広めでややぬるめの2箇所です。
意外と他の宿泊者と被らず、のんびり貸切で楽しみました。
ちなみに5月はまだ肌寒いので少し加温しているそうです。
確かにぬるくはない。
でもとっても気持ちいいよ。
宿のあたりは温泉街で、何軒か旅館があり、無料で共同浴場も入れます。
すぐ横に川が流れ、「コロコロ」と鈴を転がすような鳴き声のカエルがいました。
田んぼと畑しかない。
ウグイスも上手に鳴いています。
そんな自然の音を聞きながら入る温泉は天国のようで、胸の前で合掌する気持ちです。
温泉は源泉掛け流しで、浴槽のすぐ横に穴があり、オーバーフローした温泉がコポコポと溢れていました。




今回は二泊三日で予約していて、初日はいわゆる素泊まりです。
コンビニで買ったひじきといなり寿司を食べました。
お部屋にも聞いたことのない鳥の鳴き声が聞こえてきて、豊かな気持ちになりました。
っはーーー!最高だぁ!!
って100回くらい思う。
お風呂も楽しみ、23時に寝た。
と思いきやなんか外が騒がしくて、若いにいちゃんたちが盛り上がってる。
そぉっとカーテン越しに見てみたら、多分高校生?くらいのにいちゃん達が金属バッドを手に、うろうろしてる。
上田市のニーガンだ...。
外に出たらひざまずき、頭を殴られそうです。
震えながら寝た。

日曜日。2日目です。
朝6時からお風呂に入れます。
6時に行ったら広い方は先客がいたので、小さい方で温まり、ウォーターサーバーのお湯でサービスのコーヒーをドリップしていただきました。
ウォーターサーバーあるのほんと助かる。
冷蔵庫もある。
コーヒーを啜りながらその辺にあった「全国都道府県の人間の性格」みたいな本を読んでたら、お風呂が空いたようなので広い方にも入ってきました。
朝風呂が一番好きかも。
神々しいんだよね!お風呂が!
ちなみにお湯の特徴は、やや硫黄臭があるけど無色透明、あまりクセのないさっぱりとした感じです。
ずっと入れる、シンプルだけど優しい湯あたりです。
そのあと少し散歩しました。



抹茶アイスが食べたくなった。

2日目、3日目は朝ご飯を付けたので8時に食堂へ。
食堂へ行って食べるスタイルはいいね。
部屋食もいいけど、一人だとちょっと寂しいのと、運んでくれるのが申し訳なくて。
大体こう言う宿の女将さんはお年を召してる方が多いので、なんか悪いなぁ...ってどうしても思っちゃうよ。
食事を持って階段上がったりするからね。
2日目の朝ご飯の写真撮り忘れた。
ザ・和食って感じで美味しかった。
ちょっとした漬物とか煮物が美味しい。
ご飯もツヤツヤです。
お腹いっぱいになり、またお風呂に入り、昼まで寝た。
ちなみに暇さえあれば風呂に入ってる。
お昼ご飯はつかないのでまた買っておいたコンビニのおにぎりを食べます。
そして...散歩に行ったらなんだか走りたくなってまた走った笑。
8キロ走った。
出かける時、おかみさんに「あんまり山奥に行かないでね〜。奥の方は何が出るかわからないから。」って言われたのでちょっと登った橋のところで折り返し、バス停までのコースです。
行きは下り、帰りは上り坂のコース。
途中、立て看板が何個かあるんだけど、でっかい岩の説明とか、その土地の言い伝えみたいのが書いてあって、その一つに「人間の背丈をはるかに超える、人のようなそうでないような異形のモノ」の話が書いてあり、「こわ...田舎によくある怖い話じゃん。」って思う。
何が出るかわからない...か。

走って帰るとどうやら日曜日の宿泊者は私一人らしく、どうりで10時すぎたら誰もいないわけだ。
ということで独泉です。
基本的に貸切っぽいから誰かと一緒に入らないんだけど、誰もいないとなるとさらに自由に入れるよね。
気にしないで好きなだけ温泉に浸かれる贅沢よ...。
夕方の温泉もよかった。
電気を消して入るのが好きなので薄暗くして入った。
2日目は夕飯をつけたので18時に食堂へ降りて、NHKを見ながら山菜や焼き魚(多分あゆ)、生姜焼き、筍ご飯、きのこと山菜のお味噌汁、サーモンの乗ったサラダなどを頂きました。
デザートにコーヒーゼリーも出してくれて、なんとなくブランデーのようなお店の味がするコーヒーゼリーでした。
食事しながらおかみさんもNHKを見てて、少しお話ししたよ。
最近iPhoneに機種変更して苦労したけど、スマホ教室に通ってる話、山菜が採れるのが今年は短かった、息子のこと...。
こちらが話せばどんどん話が弾むけど、こちらが静かにしてるとそっとしてくれるようなテンションな気がした。
程よい距離感といいますか。
「ぬる湯が好きで来たんだけど、まだ少し肌寒いから加温してるんですか?」って聞いたら、「源泉の温度のままなのは6月から9月くらい。ぬる湯が好きなの?温度ひとつ下げようか?」って言ってくれて、広い方の温度を下げてくれました。
お客も私だけだし、リクエストしたらある程度融通が効くんだろうな。
夜通し入る人もいるとか...。
食事の後、ちょっと歩いて共同浴場へ行きました。
やや熱めのキリッとした温泉でした。
ここで靴下を忘れそうになったら地元のおかあさんらしき人が裸で顔だけ出して教えてくれた。
そのあと宿のお風呂にも入ったら、温度が下がっており、一生入れる温度だった。
ちょっと寒いかな?と思うけどずーっと入ってると不思議と温かくなる。
存分に楽しみ、部屋に戻った。
部屋に戻って水を飲みながら思ったんだけど、今日は旅館に私一人なのかな...。
日頃から怖い話の本を好み、ネットで都市伝説を検索しまくってるのでめっちゃ怖くなる。
コワイヨォ〜!
女将さんはどこかに行ってしまったらしく、私が使う部分以外は暗い。
昼間に見た「人かどうかわからない異形のもの」の看板を思い出してビビる。
ビビるのに考えちゃうよね。
いつのまにか眠っていた。
夜中、多分2時くらいに目が覚めたんだけど、一階からいびきが聞こえる。
おかみさんだろうか...。
おかみさん...じゃなかったら...と、また怖いことを考えていたけど、いつの間にか寝てた。

月曜日(3日目)
今朝も6時に起きて、昨日からの引き続き温度低めのお湯を楽しみました。
いびきのことは聞かないことにした。
昨日は朝の散歩にも行ったけど、今日は10時前にチェックアウトなのでできるだけお風呂を楽しみたい。
朝ご飯は昨日とは違うメニューを用意してくれました。
鯖の塩焼きを久しぶりに食べて、やっぱり鯖は美味しいなぁって思う。
あと、毎回の食事で付くお味噌汁が美味しいんだよね。
フキの甘辛く炒め煮したやつもご飯のいいおかずでした。
3日目の朝のみ写真を忘れずに撮れました。


おひつにはホカホカご飯が入っています。
お茶碗2杯分くらい。
余裕よ。

ご飯を食べてから、一休みしてお部屋を片付け、最後の温泉へ。
ありがとう...。
感謝しながら目を瞑っていたら、寝てた。
9時40分にチェックアウトし、お会計をしてバス停まで送ってもらいました。
軽自動車を運転するおかみさんは小さく見えて、「いつまでも元気でいてほしい。」って思いました。
道中、コロコロ鳴いているカエルは「カジカガエル」だと教てもらいました。
この時期に鳴くらしいよ。
バス停の手前で、お礼を言ったら、「お母さんにスマホ、優しく教てあげてね。」って言われました。
スマホの話をしてる時、私が「うちの母も最近スマホにしたけど全然覚えず、ついイライラして口調が辛くなってしまう。」って話したので。
優しく...か。
優しくしたいんだけどなぁ。

絶対また行こう。
8月くらいに...。

上田駅までまた50分ほど揺られ、16時まで暇になったのでひたすら散歩したり、千曲川を眺めたり、千曲川の土手でうたた寝したりして時間を潰しました。
上田には...アリオとイオンがある。
上田城跡がある。
銭湯に行こうかと思ったけど15時からで、微妙だったので諦めました。
なんで16時のバスかって、本数があまりなくてそこしか良い時間のがないのです。
上田便はあまり本数がない。

帰りのバスで思ったこと。
朝ご飯2回と夕ご飯1回を用意していただきましたが、どの食事もさりげない野菜の盛り付け方とかおかずの配置の具合が可愛らしい...と言うのかなぁ。
ちょっと斜めに並べたり重ねたりって言うのとか、きゅうりの薄く切ったやつとトマトを切ったのが丸いお皿に散りばめられてるのを見てたら、なんだか胸がキュンとした。
女将さんの顔が浮かぶ料理だなぁって思った。
作っている姿が想像できる(ような気がする。)

虫や鳥の声に耳を傾けたりするのって、割と年取ってからって思ってたけど、わたしは昔からそう言うのが好きなんだと思う。
なんだろうな...同じような音程とリズムをループしてるのが落ち着くのかな。

豊かな気持ちになる旅でした。
楽天ポイントがすぐに貯まって嬉しい。
来月は伊東温泉です。


アリオでアイスとブルーベリージュースも飲んだった。