今日も歯医者で治療してきた。
早々に痛いから麻酔をしてもらい、今日もリーマーと呼ばれる棒みたいな鋭利なやつでゴシゴシガシガシされ、両手をぎゅっと握りしめていた。
「炎症が治らなかった患者さんが、つい最近六ヶ月経ったところで緩和して、治療が完治しましたよ。」って言われて、「半年もやるんかい。」ってゲンナリしました。
何の励みにもならないお話ですね。って心の中で思った。
炎症を抑える新薬が出たらいいのに。
なんかしらのアプローチはないんかい。
クサクサした気持ちでジョギングすることにしました。
今日は夜も更けていたのでその辺をちょこちょこ走りました。
大体要町まで行って折り返して5キロコースです。
あんまし街は走りません。
街を走ってる人、時々だけど邪魔くせぇなって思っちゃう。
隅っこを走りました。
折り返して信号で止まってると、自転車に乗ったおじいさんが横に止まりました。
なんとなく、話しかけてきそうな予感がしたのでちょっと離れたらやっぱり話しかけてきた。
イヤホンしてたので聞こえなかったけど、「目白はこっちに行けばいいのか?」みたいなことを聞いてきた気がします。
イヤホンを外すと、どうやら封筒に書かれた住所に行きたいらしい。
わたしは根性が腐ってるから、話しかけられてもそっけなく対応してしまいました。
「さぁ、この辺に住んでないので...。(大嘘)」
じじい「そうか、わかった。ありがとうね。」
3秒くらい考えて、おじいの行きたいとこはどこなのか聞いてみた。
中落合3丁目...と住所を確認し、Googleマップで検索したら信号から450mのところでした。
「ここを曲がっていけば近くにいけるよ。」って言ったけど、多分この人また迷子になるだろうな〜って思い、「走っていくからついてきて。」って道案内しました。
すぐそこだった。
走りながら後ろをよろよろ自転車で追っかけてくる。
小道に入ると、「ジョギングしてるとこ悪いねぇ。自分も高校、大学と駅伝やってたんだよ。今は90歳。」って話してた。
90歳かぁ...元気だなぁ。
駅伝ガチ勢だった。
おじいの探してた家も見つかり、帰ろうとしたら200円渡された。
なぜ200円なのかわからんけど、断っても渡そうとしてきた。
こういう時、「お金はいいです。なにもいりません。」って言っても引かない人が多いから、「代わりに握手をしましょう。」って言ってみる。
ちょっとびっくりされて、納得してくれるかなって期待したけど、今日は渡されてしまった。
握手もした。
赤羽から自転車できたらしい。
よく来るらしい。
さよならーって別れて走って帰ったけど、帰りながら、「もしかして、お金ないから切手代を節約するために自転車で来てるのでは...。」とか、「年金で細々と暮らしてるのでは...。」とか妄想してしまった。
切手代より高くついたかもなぁ...、悪かったなぁ。
道案内がうまくければなぁ。
着いたら忍者みたいに走って消えたら良かったかなぁ。
やっぱり無視したら良かったのかなぁ。
親切なんてするもんじゃないなぁ。
赤羽まで自転車でどれくらいなのかな。
お腹すいたなぁ。
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